今日は面会に少し遅れてしまったら、兄はすごく不安そうに
「来てくれて良かった。来ないかと思った。」
というので、あー昨日のことか、とすぐに思った。
昨日、母が少しさまざまな気持ちを言いすぎてしまい、
兄は1日中、考えすぎてしまい、どうしようもなく悲しかったとのことだった。
母も、兄が軽い高次脳機能障害なのをいまだ受け止められないところもあるのだが、
ちょっと昨日のは言いすぎだった。今日は私1人で行ったので、
いろいろと兄をなだめながら、いつもの明るい兄に戻っていったので良かった。
さて、今日は作業療法士のリハビリを見学した。
ベッドから車椅子への移乗、その際の靴の履き動作などをまずやり、
リハビリルームに到着してからは、寝台を足の付かない高さにまで上げての座位保持、
足のつく高さにまで徐々に下げての足の感覚のテストなど、いろいろやった。
ちょっと時間が余ったので、外を少し車椅子で散歩もした。
兄がリハビリ中に、屋上のリハビリ場には出たことがあるそうだが、
今回は1階から外回りを回ったので、なんか気分が良かったとのことだった。
作業療法士のリハビリ中に左足(麻痺側)のつま先で蹴るというのを見ていた時、
先生が、「お、その調子~」とか言うから調子付けで言ってるだけかと思い、
病室に戻ってから、私の手で兄の左足を触り「ちょっとつま先で蹴ってみて」
といったら、本当にちょっと動いて蹴っているのだ!!
これはすごい!!あれほどうんともすんとも言わなかった足が動き出してきた!!
と、ちょっと興奮した、今日であった。
でも本当に着実に回復していて良かった。