言語聴覚士のリハビリを見学。
今日は、嚥下のチェック、文章読解力のチェック、
記憶力のチェック、口と舌の運動といろいろやっていた。
嚥下のチェック
とろみ付きの水分を、スポイトで口に流しいれて、飲み込む。
次に、普通の水も同様に飲み込む。この様子をチェックするというもの。
兄は、普通の水分のとき、むせてしまっていた。
これは、左半身麻痺のため、口の中の筋肉も弱くなっているので、むせやすくなるとのこと。
すこしずつ良くなっていくらしい。
文章読解力のチェック
4分割された文章を正しい順番に並べるというもの。
兄は、左半側空間無視が少しあるので、ちょっと大変そうだった。
読んだあとで「内容はなんでしたか?」と聞かれたりもしていた。
記憶力のチェック
「ガラス 神社」のような2セットの単語を10問連続で口頭で出題されて、
記憶した後で、「ガラス」と言ったら、「神社」と答えるというもの。
3ターン同じ10問が出されるので、記憶が定着していくが、なかなか難しいテストだった。
兄は、すごい記憶力で、言語聴覚士のかたを驚かしていた。
実際、私自身よりもすごい記憶力だった。あんなのとても覚えきれない。
口の運動
鏡を見ながら、「あーーんーー」とか「いーーうーー」とかを、
1音1秒くらいの時間で、なるべくはっきりとしゃべると言うもの。
舌の運動
舌を前に出したり引っ込めたり、上に出したり下に出したり、
左右に舌を振ったりを、こちらは、1音0.5秒くらいの速さで行っていた。
本日はこんなところだった。
兄は、もっさりとなってしまった発音を、あまりよく思っていないので、
これらの運動で、昔のように滑舌よく話せるようになるかと、すごくやる気になっていた。
気のせいか、今回の運動だけでも、話していることが聞き取りやすくなった気もする。
これからに期待していきたい。